スキンプロテクトクリームにも、それ以外のハンドケア用品にも配合されている
優秀成分について、こちらでお話させて頂こうと思います。
まず取り上げる成分は、「尿素」。肌を柔らかくする成分だと知っている方は多いかもしれません。しかし、その実体を把握している人、少ないのではないでしょうか?
尿素とは、有機化合物の一種。
顕微鏡で見ると、結晶の形を成しており、哺乳類や両生類の尿に含有されています。筋肉や組織の中にかなりの量のアンモニアが潜んでおり、それを尿として排出しているため、哺乳類である私達成人からは、1日30gほどの尿素が排出されています。
では何故、尿素が肌を柔らかくするのか?
それは、尿素の持つ水素結合能力のお陰です。水素結合能力とは、水分(または水分を多く含んだ物質)と結合しあう能力の事。「水素結合能力が高い成分」=「水分との相性が良く、混ざり合う事が可能な成分」なのです。尿素を肌に塗ると、肌中の水分を尿素がしっかり抱きかかえ、肌から逃がさないようにしてくれます。その作用が結果として、乾燥知らずの、潤い満ちる柔らか肌を作り上げてくれるのです。
また、尿素は、たんぱく質を分解させる力もあります。水素によってなされるたんぱく質の結合を、尿素の持つ水素結合能力により分解してしまうのです。一見、それは肌にとってのマイナス要素と思われがちですが、実は違います。分解する事によって、たんぱく質は柔らかくなり水分の浸透力が向上。また、結合できなかった弱いたんぱく質は無くなり、新たに強いたんぱく質を作り出そうとするので、肌を強く成長させてくれるのです。不要なタンパク質を捨て、新たなたんぱく質を作らなければいけない肌(アトピーやしっしん肌)の塗り薬に尿素が配合されているのはそのためです。
そして、尿素の安全性ですが、元々、哺乳類や両生類の中にある成分なので、もちろん毒性はありません。安心して試してみてください。